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ARが拡張する「自己表現」の未来。新たなコミュニケーション時代とは。

こんにちは、Graffityの森本です。普段私たちは「ARバトル」と呼んでいるARシューティングゲームを開発しています。今回は、「ARとコミュニケーション」について書きたいと思います。

メディアとコミュニケーションの形

人は何かを伝えたいとき、対面以外では必ずメディア(媒体)を介して行います。例えば今も、私は「note」というメディアを使ってテキストで皆さんに情報をお伝えしています。以下に主な発信手法と、メディアをまとめてみました。

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テキストはTwitter、画像はInstagram、動画はYouTube……とメディアによって強みのある発信方法があります。そして、メディアが変わればコミュニケーションの形も変化し、そのメディア上で新しいコミュニティも誕生します。

では、ARが普及すると、コミュニケーションはどのように変化していくのでしょうか?

ARは対面コミュニケーションの形を変える

今回は、創業当初より「ARで人と人のつながりを変える」という考えから仮説検証を進めている私たちGraffityのプロダクトを例に、お話させてください。

Graffityは、2018年4月に「GRAFFITY」というAR×ビデオチャットのアプリをUSでリリースしました。その名の通り、グラフィティ=落書きをAR上で再現し、他人と共有するというものです。

当時の仮説は、ARならではのコミュニケーションは「リアルタイム性」にあり、ビデオチャットという文脈に乗せるとうまくいくのではないかというものでした。

また、落書きを共有する以外のコンテンツも作ろうということで、目の前の風景を切り取り、シェアができる機能もリリースしました。

しかしお客様の反応は芳しくなく、課題を洗い出したところ「コンテキストがない」ことが原因でした。

コンテキストとは、コミュニケーションをする際にお互いが持っている「前提情報」です。ビデオチャットをしている時、お互いがいる場所はもちろん違います。これまでは同じ場所に立ち、同じ景色を見ることでコンテキストの共有をしていました。私たちが開発してきたサービスでは、この前提情報が共有されなかったことでコミュニケーションが活性化されなかったのです。

AR時代のメディアに必要なものはAR+「一緒にいる空間」であり、同じ空間を共有するという前提条件があれば、AR技術を用いたコミュニケーションは飛躍的に効果を発揮するという結論に至りました。

コミュニケーションはどのように変わるか?

これまでの仮説検証で得たインサイトをベースに、AR技術を使うことでどのようにコミュニケーションが変化するかを考察していきます。

インサイト1 : 相手を理解したい
相手の感情を知りたい、何を考えているのか知りたい、どういう人なのか知りたいという思いはコミュニケーションをする時に必ず発生するものです。対面の時は言葉・仕草・表情などで汲み取っています。

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Image : TheCGBros

AR技術を利用すると、どのようなことを考えているのかをサポートしてくれるようになると思います。具体的には、相手が楽しんでいるかどうか、悲しんでいるかどうかの感情を教えてくれたり、相手の趣味やSNSにアップしている情報を通してどのような人であるかを教えてくれたりすると考えています。

インサイト2 : 自分が思っている通りに伝えたい

誰しも「相手に自分の思いや考えをうまく伝えたい」という考えから、誰かと話すときには言葉だけでなく表情やボディーランゲージも活用しています。

AR技術では「フェイスフィルター」を利用すると、これまで以上に感情表現が豊かになると考えています。

「あつまれ どうぶつの森」のリアクションが非常に近い事例でしょうか。

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Image : Nintendo

さらに異言語同士でのコミュニケーションも、ARを活用すればリアルタイム翻訳を表示することが可能になるため、誤解を生むことなく良好な関係を作りやすくなります。

インサイト3 : 自分らしくありたい、自分らしく表現したい

みなさんが日々気にかけている髪型・服装・メイクをはじめとする「身だしなみ」は、自分らしさを表現する手法のひとつです。そして、ARは今後身だしなみを整えるツールのひとつに加わるかもしれません。自分らしくいるために、フェイスフィルターやバーチャルの服、アクセサリーなどを常に身につけるようになるのではないでしょうか。

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Image : Snap

例えば、Snap Inc.が提供する「Spectacles」の世界観は非常に上記のインサイトを具現化していると感じています。

インサイト4 : 今この瞬間を楽しみたい

ARを用いると、日常のあらゆる場面をさらに楽しめるようになると感じています。

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Image : TheCGBros

例えば、上記のように普段の料理に「ゲーム性」をもたらすことが可能になります。「Pokemon Go」も、日常の「歩く」という行為に「ポケモンを集める」というゲーム性のある価値を与えました。直近では新型コロナウイルスの影響もあり、日常の楽しみ方に多様化が求められているのではないかと考えます。AR技術を活用すれば、これまでの生活に新しい価値をもたらすと考えています。

さいごに

今回は、AR技術がコミュニケーションをどのように変えるかに関して簡単にまとめみました。
ちなみに、Apple CEOのTim Cook氏も「ARは私たちの人生に浸透して人々を結び付ける技術だ」と発言しており、ARは人と人を繋げるコミュニケーションツールであるという私たちとの考えとも合致しています。

Graffityでは、今後もAR×コミュニケーションに関して仮説検証を進め、新たな価値を作っていきたいと思います。

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AR×コミュニケーションに詳しいGraffityについて

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